今年のBest New Artistにノミネートされたアーティストたちが、ファンとの関係をさらに深めた方法

February 4, 2026

Spotifyは約10年にわたり、Best New Artistのノミネートアーティストを称え、新たなステージへと飛躍する新進気鋭の才能に光を当ててきました。とはいえ、注目されるのは楽曲だけではありません。アーティストたちは、音楽を取り巻く体験に奥行きを持たせることで、ファンとの距離をさらに縮めています。

アーティストから「たくさんのコンテンツがあふれるなかで、本当に自分の音楽を聴いてくれるファンに届くまでが難しい」という声が引き続き寄せられています。毎日膨大な数の楽曲がリリースされ、SNSでの発見が必ずしも再生につながるとは限らず、バイラルヒットも長期的に安定したファンの獲得に結びつくことはほとんどありません。今、これまで以上に重要なのは、あなたの音楽を深掘りし、長く寄り添ってくれるファンを育てることです。

ニューリリースへの期待を高めることから、ビジュアルやビデオをじっくり楽しむことまで、Spotifyではファンが音楽の世界に深く入り込み、より長く留まるための方法が用意されています。そうした体験の積み重ねこそが、ファンとの関係をさらに深めるカギなのです。

KATSEYE:期待が参加に変わるとき

ポップグループのKATSEYEは、2作目のEPとなる「BEAUTIFUL CHAOS」のリリースに向け、注目を集めるシングルを次々と発表してきました。ファンは単にリリース日を待っていたのではなく、最初からそのプロセスに参加していました。

KATSEYEのカウントダウンページは、リスナーが早い段階から関われる場を提供しました。また、カウントダウンビデオではミュージックビデオ制作の舞台裏や、楽曲にまつわるメンバーのお気に入りエピソードなどを通して、リリース当日を迎える前から、作品の世界観を体感できるようにしました。EPが公開されると、すでにその歩みを追い続けていたファンたちは再び引き込まれ、何度も聴き返したり、保存したりしながら、より深く作品を味わうようになっていきました。

その後数週間にわたり、KATSEYEはShowcaseMarqueeを活用して勢いを維持し、注目シングル「Gabriela」にリスナーを再び引き戻すとともに、EPへのエンゲージメントを継続させました。すぐに次へ移ることなく、ファンがKATSEYEの音楽と過ごす時間を重ねたのは、つながりを感じられる瞬間が増えていたからです。

こうした取り組みが評価され、KATSEYEはSpotify for Artists Marketing Awardを受賞しました。リリースそのものを、ファンが「自分もその一部だ」と感じられる体験に昇華できることを示す好例となったのです。Interscope Capitolの収益担当副社長であるKaterina Miheliuthakisは次のように語っています。「ファンは、できる限りアーティストと関わりたいと思っています。リリースを軸に、そうした機会を増やすことで、関心を本物のつながりへと変えていくことができるのです」

Olivia Dean:ファンが入り込めるひとつの世界

Best New Artist受賞者のシンガーソングライター、Olivia Deanが昨秋にリリースした「The Art of Loving」は、音楽そのものを超えた、より大きな世界をファンに体験してもらう作品でした。アルバムの全楽曲にはそれぞれ Canvas が用意され、公式ビデオやライブ映像も公開。なかには「Man I Need」のライブルームパフォーマンスなど、楽曲をさまざまな形で味わえるコンテンツも含まれていました。さらに、公開されたトラックリスト、3曲のプレリリースシングル、カウントダウンビデオ、アルバムテーマに沿った公式グッズを掲載した カウントダウンページ によって、リリースまでの期間、リスナーとの距離を縮めていきました。

そうした深い体験は大きな反響を呼びました。「 The Art of Loving 」はリリース週にカウントダウンチャートで、Pre-Save数が3番目に多いアルバムとしてランクイン。アルバム公開の瞬間を心待ちにしていたファンの高い期待感を物語っています。

Leon Thomas:世界規模での発見が新たなファンを呼び込むとき

シンガーソングライターのLeon Thomasは、EP「PHOLKS」に収録予定の楽曲をSpotifyのエディターにピッチした結果、RADARRNB Xといったプレイリストに掲載され、世界中の新規リスナーにリーチしました。RNB Xだけでも約300万回の再生を記録し、年末までにLeonの楽曲は180以上の国と地域で聴かれるようになりました。

これほど一気にリーチが広がると、新規リスナーにさらに深く知ってもらうための工夫が重要になります。Leonにとってそれは、自分の楽曲と過ごす時間を増やしてもらう方法を用意することでした。「YES IT IS」のSpotify OUTSIDEパフォーマンスを通じて、次の楽曲へ移るのではなく、ひとつの楽曲にじっくり向き合える体験を届けたのです。

2026年に登場する、ファンとの関係をさらに深める新しいツールや機能

1. ファンをあなたのクリエイティブな世界に引き込もう

ミュージックビデオは、ファンがあなたの楽曲とつながるための新たな方法であり、再び戻ってきてもらうきっかけにもなります。100以上のマーケットでPremiumリスナー向けにベータ版としてミュージックビデオの提供を開始して以来、ビデオ付きの楽曲を発見したリスナーは、再生、保存、シェアを行う可能性が高いことがわかっています。

現在、Spotifyではファンがミュージックビデオを見つけて視聴する方法をさらに拡充しており、モバイル、テレビ、デスクトップのすべてでビデオを中心としたハブを展開しています。ファンは、「Today’s Top Videos」などのエディトリアルビデオプレイリストに加え、近日登場予定のパーソナライズされたビデオプレイリストも視聴できるようになります。Spotifyに配信されたすべてのミュージックビデオは、これらのプレイリストへの掲載対象となり、アーティストにとって新たな発見と配信の機会が広がります。

2. 楽曲の背景にあるストーリーをファンにより深く知ってもらおう

ファンが惹かれるのは楽曲そのものだけではありません。その背後にいる人やストーリーにも心を動かされます。「この楽曲について」やSongDNAなどの機能によって、楽曲の誕生につながったアイデアや共同制作者をはじめ、リスナーがあなたのクリエイティブな世界をより深く知るための明確な導線が、まもなく提供されます。

Spotify for Artistsプレビューでは、アーティストとそのチームがこれらの新機能をいち早くチェックし、フィードバックをシェアしたり、リスナーにどのように表示されるかを形作ったりすることができます。1月7日からは、対象のアーティストチーム向けに「この楽曲について」のプレビューを開始しており、今後数週間以内にSongDNAのSpotify for Artistsプレビューも開始する予定です。

3. 本当にあなたの音楽を選んでいるリスナーを把握しよう

月間リスナー数はオーディエンスの規模を示しますが、それだけでは見えてこないこともあります。ある楽曲を一度だけ聴くリスナーもいれば、保存して何度も戻り、カタログ全体を掘り下げて聴くリスナーもいます。月間アクティブリスナーに注目することで、自分のプレイリストやアーティストページ、カタログから再生ボタンを押してくれる、「本当にあなたの音楽を選んでいるリスナー」が見えてきます。

現在、Spotify for Artistsでは、月間アクティブリスナーへの理解を深め、オーディエンスを継続的に拡大していく方法を把握しやすくするためのアップデートを順次展開しています。最もエンゲージメントの高いファンがどこにいるのか、またリスナーが初回の再生からスーパーリスナーへとどのように成長していくのかを、これまで以上に明確に把握できるようになります。その結果、ツアーやリリース、次の一手を、より自信を持って計画することができます。

こうしたアップデートを通じて、Spotifyはアーティストがファンとの関係をさらに深められるよう、より明確なインサイト、より豊かな体験、そして再生を長期的なつながりに変えるための新しい方法を提供しています。

Spotify for Artistsは、あなたがファンベースを拡大し、目標を達成していけるようサポートします。

このストーリーをシェアする