「アーティストが選択した支援団体」の名称が「ファンによるサポート」になりました
Spotify独自の資金調達機能が、現在の使い方に合わせて新しい名称になりました。
2020年4月、Spotifyはアーティストが選択した支援団体機能をリリースし、リスナーがアーティストの個人的な支援活動やニーズに対し直接寄付できるようにしました。この頃はパンデミックの影響で音楽ライブが中断され、音楽業界全体が深刻な状況にありました。しかし、その後の2年間で状況は大きく変わりました。この機能の利用が大きく拡大し、用途が多様化したことで、この機能を現在の使い方に合った名前に変更する必要が生じました。Spotify for Artistsの責任者Camille Hearstが最近のマスタークラスの動画で発表したとおり、この度「アーティストが選択した支援団体」の名称は、「ファンによるサポート」へと正式に変更されました。
現在、20万組を超えるアーティストがアーティストページで「アーティストが選択した支援団体」のリンクを掲載し、そのうち約90%のアーティストが、この機能を使ってファンから直接募金を集めています。残りの10%のアーティストは、「アーティストが選択した支援団体」の機能を使ってCOVID-19の救援やウクライナへの支援活動のために寄付を募っています。
本日から、「アーティストが選択した支援団体」はSpotifyとSpotify for Artists上で「ファンによるサポート」と表示されます。今後も、Spotify for Artistsにログインしてプロフィールを開くと、いつでも「ファンによるサポート」のリンクを追加または変更できます。各資金調達プラットフォームとの連携方法についての詳細は、Spotifyのベストプラクティスガイドをご覧ください。
ファンによるサポート機能は、Cash App、GoFundMe、PayPal.Me、Mercado Pagoといったパートナーと連携しており、ファンがお気に入りのアーティストを直接支援するとともに、そのアーティストが情熱を注ぐ支援活動を支えることができます。また、アーティストはこの機能を使って自分の周りの出来事に柔軟かつ自由に対応できます。ある週はファンからのチップを受け付け、別の週には世界中の支援活動に募金することもできるのです (お支払いはすべて第三者の資金調達プラットフォームで行われ、Spotifyがその取引に対して手数料を受け取ることはありません)。
ファンによるサポート機能は、Spotify for Artistsが開発を進める収益化ツールの一つで、アーティストとファンの選択肢を広げるものです。たとえば、ストリーミングのロイヤリティ、グッズ、チケット、ライブ交流、直接的な支援によってつながりやエンゲージメントを強化できます。
アーティストグループのEmotional Orangesも、ファンによるサポート機能を利用しています。「このツールのおかげで、ユニークな体験やプロジェクトに必要な資金をファンに援助してもらうことができました。パンデミックのさなかにアーティストとして独立したため、このツールがなければ、経済的にその実現は不可能でした」
「中絶の権利を守るための闘いは、私にとって非常に思い入れの強い活動です」と話すのは、ファンによるサポート機能を活用するアーティストの1人、salem ileseです。「私のSpotifyアーティストページでは、個人の自由を守る法廷闘争の第一線に立っているCenter for Reproductive Rightsに簡単に寄付を行えます。活動に関わることができて本当にうれしいです」
「アーティストとそのファンコミュニティを見ていると、助けが必要な人を一丸となって支援することの偉大さを思い知らされます。皆が団結して、バンドの機材が盗まれてしまったミュージシャンの活動再開を支援したり、アジア・太平洋諸島系アメリカ人のコミュニティの支援や環境保護などの支援活動の募金をしたりしているんです」と話すのは、GoFundMeのパートナーシップ・慈善活動グローバル責任者を務めるKelly Galvinです。「アーティストとファンには、団結して変化を起こす力があり、GoFundMeではすでにそれが実現されています」
現在までに、「ファンによるサポート」リンクのクリック回数は5,000万回以上にものぼります。「ファンによるサポート」が、機能拡大に合わせた新しい名前とともに、これからも愛を広めてくれることを願っています。
Spotify for Artistsは、あなたがファンベースを拡大し、目標を達成していけるようサポートします。