Spotify for Artistsに新しいビューが追加され、音楽に対するリスナーの反響を把握したり、マーケティング活動の効果を測定したり、オーディエンス拡大の状況を理解したりしやすくなりました。
音楽は常に変化しており、人気のあるサウンドやジャンルも、コンテンツの消費方法も進化しています。でもアーティストにとって、変わらないことが1つあります。それは、ファンベースを効果的に構築する必要があるということです。
ファンベースを構築するとは、ファンとのつながりを維持すること、またストーリーや音楽に対するファンのエンゲージメントをキープすることです。こうしたことを戦略的に行うには、オーディエンスを理解することが必要であり、それにはパワフルなデータとインサイトが不可欠なのです。
そこで、今日からSpotify for Artistsに、オーディエンスをより深く理解し、音楽のパフォーマンスを追跡するために役立つ2つの新しいツールが追加されました。
リリースの詳細ページ
これまでも、Spotify for Artistsダッシュボードの [音楽] タブでは、楽曲の詳細な分析データを見ることができました。しかしこれからは、アルバム、EP、シングルのリリースについても、さまざまな指標でデータを確認できるようになります。この新しいビューでは、あなたの音楽に対するファンの反響や、リリースのマーケティング活動の効果を時系列で測定することができます。
リリースのデータを確認するには、Spotify for Artistsダッシュボードを開き、[音楽] タブと [リリース] を順にクリックしてください。ページを開いて、トラック、アルバムなどのリリースをクリックすると、各リリースの一定期間内の再生数、リスナー数、リスナーごとの再生数、セーブ数を確認できます。また、特定のマーケットごとにデータをフィルタリングすることもできます。現在リリースのデータは、デスクトップ版でのみ確認できます。
オーディエンスのエンゲージメントに関するデータ
Spotify for Artistsの [オーディエンス] タブでは、最も熱心なフォロワーから最も新しいリスナーまで、カタログ全体のリスナーのデータをまとめて確認できます。オーディエンスを理解するとは、単に統計データや再生回数を見るだけではなく、オーディエンスがあなたの音楽をどのように聴いているかを知るということです。
そこで、[オーディエンス] タブに新しく [エンゲージメント] セクションを追加し、リスナーベース全体があなたとどのようにつながっているのかについて、詳細な指標を確認できるようにしました。たとえば、リスナーごとの再生数 (リスナーがあなたの楽曲を再生した平均回数) や、今後の再生の意志を示す行動 (セーブ数、プレイリストへの追加数など) を確認できます。これらのデータを確認することで、リスナーがあなたの音楽をどれほど積極的に聴いているかについて全体的な傾向を把握しやすくなります。
こうした指標としっかり向き合うことで、リスナーのいる場所、リスナーの好み、マーケティングの効果について知識を得て、オーディエンスの情報をしっかり把握することができます。新しく追加されたデータの提供は今週から開始されます。また、現在このデータはデスクトップ版でのみ表示できます。
Spotify for Artistsのデータについて詳しくは、こちらのガイドを参照してください。