Canvasの効果を簡単に追跡できるようになりました。
ミュージシャンには、音楽を作る以外にも表現する方法がもっとあります。このため、Spotifyではアーティストがそれぞれの物語を伝えられるよう、創造の可能性を広げる取り組みを引き続き行い、各アーティストが使える方法 (または使えない方法) を理解するうえで必要な情報を提供しています。Canvasは、Spotifyモバイルアプリで [再生中] ビューをループ動画に変えることができるツールです。このツールをすでに試したことがある方や、ベータ版が初めてで、試してみようと検討している方は、どうすればやってみる価値があるかどうか判断できるだろうと思われているかもしれません。そこで活用できるのが、指標です。
Canvasが限定ベータ版で初めて導入されて以降、重要なインサイトがいくつか集まっています。今のところ、適切で魅力的なコンテンツを使用することで、Canvasはトラックのストリーミング、トラックのシェア、アーティストページへのアクセスを大幅に増加させる可能性があることがデータからわかっています。もちろん、Canvasは表現方法がそれぞれ異なるため、影響もさまざまです。音楽に視覚要素を追加することで、リスナーは再びアクセスしてアーティストの曲をもう一度聴いたり、アーティストページにアクセスしてアーティストについて詳しく調べたいと思ったりするようになります。また、リスナーは見たものや聴いたものを調べた後に、その曲を友人やフォロワーとシェアするでしょう。
つながっているリスナーについて詳しく理解できるように、Canvasの指標では、ストリーミング、リスナー、保存の合計数についての情報のほか、再生回数に関するインサイトを提供します。閲覧数は、Canvasの効果を判断する際に貴重な情報となります。閲覧数は、与えた印象の回数に相当します。マーケティングの専門家はこれをファネルと呼び、これらの体験は、リスナーが最初にアーティストの曲を見つけてから熱心なファンになるまでの過程で主要な役割を果たします。Canvasが優れていればいるほど、この数字も高くなります。高品質のCanvasをトラックに追加すると、再生数は最大120%、セーブ数は最大114%増え、アーティストページの閲覧回数やシェア数も上昇します。Canvasの再生数や曲のその他のデータは、Spotify for Artistsの [Music (音楽)] ページで確認できます。
Spotifyは単にツールを提供しているだけです。リスナーの体験全体を作るのはアーティストの手にかかっています。Canvasを作成するプロセスには、追加の時間と労力が少しだけ必要ですが、その価値はあるはずです。この機能では、枠にとらわれずに考え、個性を出し、多面的な方法でリスナーに届ける能力を高めることができます。閲覧数はすべて累積されるため、Canvasを変更した場合でも、新しいCanvasの閲覧数は既存のCanvasの閲覧数に追加されます。どのような可能性があるかよく考えると同時に、「Canvasを最大限に活用するための10のヒント」もチェックしてみてください。
ただし、これだけではありません。Spotifyでは、リスナーがさまざまな方法でアーティストや曲に夢中になれるように、その他の機能や形式のリリースに引き続き取り組みます。また、アートがリスナーにどのように届いているのかをよく理解できるようにツールや指標も増やしていく予定です。現時点では、Canvasによって曲の力とアーティスト独自の物語の力の両方を高めることができることがわかっています。
–Spotify For Artists