Kamilleが語る、自分らしい楽曲制作の5つのヒント
金融業界から音楽の世界へ180°のキャリアチェンジを果たしたイギリス生まれの天才ソングライターで、今業界で最も熱望される共同制作者の1人。
元株式仲買人が、ソングライター、プロデューサー、アーティストとしてチャートの上位に仲間入りし、グラミー賞まで受賞するという信じられないストーリーを聞いたことがありますか?シーア、デュア・リパ、リトル・ミックスなどのヒットの立役者、Kamilleの場合がそうです。Kamilleは自分の直感に従って活躍してきました。「当時は、安定した人生を求めつつも、あちこちのスタジオに出入りしていました。そしてある日、ついに仕事を辞めました」と説明します。
Spotifyの「Songwriter Saturdays」シリーズでAlyssa Cotsalasからインタビューを受けたKamilleは、自身の最高潮の1つについて「初めて作った楽曲がナンバーワンになるなんて、本当にラッキーだったと思います」と回想しました。その一方で、「最近、いつも不安を感じています」とも。Kamilleの秘密兵器は、その揺るぎない情熱と、健全な自信です。続きを読んで、銀行から音楽業界へ激動の旅路を歩んだKamilleが、どのようにたくましく奮闘してきたのかをご覧ください。
1. ソーシャルメディアの強みを活かす
「最近のポップソング制作は非常にカオス的です。以前はただキャッチーなメロディーを並べるだけでしたが、今は楽曲のすべてのパートについて、ソーシャルメディアでバズるかどうかを考えます」とKamilleは話します。
「楽曲を作る喜びを保ち続けるためには、ソーシャルメディアにとらわれすぎないことが大切です」と続けます。「うけると思った楽曲のパートが、蓋を開ければ皮肉にもヒットしないことがあります。すべてはユーザー次第なのです」
2. 気の合う共同制作者を探す
Mabelとの「Don't Call Me Up」の共同制作について、Kamilleはこう語ります。「メロディーに乗って体を動かしたくなるような、印象的なサビを作りたいと思っていました。記憶が正しければ、制作中にわたしが意味のない歌詞を口ずさみ始めたんです。何と歌ったかは覚えていませんが、みんなで『これだ!』と意気投合しました。まさにピンときたという感じです。不思議な感覚でした。頭で考えずに、ただその場を楽しんで制作しました」
3. A&Rと良い関係を築く
Kamilleは「ほかのアーティストとの付き合いが長くなると、そのアーティストのA&Rやマネージャーとも親しくなるものです」と話します。「多くの場合、それこそが成功の秘策です。ゲートキーパーとしてプロジェクトを管理しているのは、A&Rだからです」
「実は、そのような担当者との良い関係がプロジェクトを成功に導くんです」とKamilleは続けます。Kamilleは、「Shout Out to My Ex」でLittle Mixと一緒に活動した時について、担当者に「グループがどんな音楽を求めているか理解できるよう助けてもらった」と語ります。
4. 自分の長所を認める
「楽曲作りのアイデアをリストにしています。現段階で10,000近いアイデアが書いてあると思います。わたしはすばらしい歌詞を直感ですぐ思いつくタイプではないので、とても大変なんです。作詞はわたしの得意分野ではありません。でもメロディーにかけては、誰もわたしにはかないません。マイクをつかんで、ただメロディーを歌うのが大好きなんです」
5. 自己肯定感を高める
「昔の自分に伝えたいアドバイスは、黒人女性としての自分の魅力を受け入れ、アーティストになんてなれないと考えて自分を疑ったりしないこと。たくさんの人から『無理だ』と言われましたが、イギリスの黒人女性として活躍できるかどうかは自分次第だと思います。あの頃の自分に、『あなたは美しく、魅力に溢れたすばらしい存在よ。あなたには輝かしい未来が待っているのよ』と言い聞かせてあげたいです」
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