数ヶ月前、私たちはSpotify for Artistsツールで、アーティスト、レーベル、チームがプレイリストの候補として検討してもらうために新曲をSpotifyのエディトリアルチームと直接シェアできる機能のベータ版を発表しました。この機能が7月に開始されてから、67,000以上のアーティストとレーベルから曲がピッチされました。本日、プレイリスト掲載ピッチ機能がベータ版から正式版になったことを発表いたします。

ベータ版が開始されてから、10,000組以上のアーティストがSpotifyのエディトリアルプレイリストに初めて追加され、音楽を何千人もの新しいファンに届けています。たとえば、アコースティックトルバドゥールであるGustavo Bertoniの「Be Here Now」という曲が選ばれて「Acoustic Morning and Fresh Folk」プレイリストに追加されると、彼の月間リスナー数は7,000人から617,000人に急増しました。英国ブライトン出身のオルタナティブロックバンドであるYONAKAは、「New Music Friday」に追加されてからリスナー数が大幅に増え、82,000人から290,000人になりました。また、ベルギーのラッパーBryan Mgは、「La Vida Loca」プレイリストに登場後、月間リスナー数が4,600人から33,000人に増えました。

Mgは次のように当時を振り返ります。「最初のリリースがSpotifyによって選ばれてから約1ヶ月後に、クラブでのライブ出演が初めて決まりました。また、私の曲を初めて聴いた場所についてInstagramにメッセージが送られてくるようになりました。オランダとベルギーのラジオ局から出演依頼があったり、InstagramとSpotifyのフォロワー数が急増したりしました」

ポップの新人Jayden Bartelsは次のように話します。「Spotifyで自分の曲を初めて見たときはとても興奮しましたが、「Can't Help Me Now」がSpotifyの公式プレイリスト「New Music Friday」と「Pop Sauce」に入ったときには本当に信じられませんでした。「New Music Friday」では毎週私のお気に入りのアーティストがフィーチャーされていたので、そのプレイリストで自分の名前を見たときにはびっくりしたのと同時にとても光栄に思いました」

彼女の曲「Can't Help Me Now」が「New Music Friday」でフィーチャーされると、彼女の月間リスナー数はほぼ3倍の72,000人になりました。この新しい機能を利用する前に彼女の曲がSpotifyの公式プレイリストに追加されたことはありませんでした。

このような数字を見たり、このようなフィードバックを聞いたりすると大変うれしい気持ちになります。すべてのアーティストに毎回このような効果を保証できるわけではありませんが、この新しいツールの特に優れているところは、新曲がエディトリアルプレイリストでフィーチャーされるかどうかにかかわらず、常にすべてのフォロワーの「Release Radar」プレイリストに掲載される点です。また、アップロードの際にメタデータを追加していただくと、今後新たなファンになる可能性がある人におすすめするのに役立ちます。

プレイリストの仕組みについてさらに詳しく知りたい方のために、ベータ版から正式版になったことを記念して、Spotifyのオリジナルシリーズである「The Game Plan」にいくつかの新しいエピソードを追加しました。