キャンペーンの切り札はMarquee

March 25, 2021

本日より米国のすべてのチームを対象に、Spotify for Artistsの新しいキャンペーン管理ツールであるMarqueeの提供を開始します。

ニューリリースをもっと遠くまで響かせましょう。ニューリリースはどれも、ファンと一緒にお祝いする瞬間であると同時に、これからファンになってくれるリスナーにあなたの音楽を聴いてもらうチャンスでもあります。

Spotify for Artistsは、ニューリリースをもっとインパクトのあるものにするために役立つサービスを提供してきました。たとえば、完璧なオーディエンス戦略に必要なデータ、作品の個性を表現できるCanvasなどのツール、楽曲とリスナーの出会いをサポートするプレイリストのピッチング機能などです。そしてさらに今日、宣伝の切り札となるセルフサービスのマーケティングツールの提供が開始されます。

今後数ヶ月、米国のアーティストとレーベルチームは、Spotify for Artistsの新しいキャンペーン管理ツールであるMarqueeのベータ版を試験的に利用できます。Marqueeは提供が開始されてから、アーティストのニューリリースを宣伝する主要なマーケティングツールとなってきました。そこでSpotifyは、さらに多くのチームがこのツールを簡単に利用できるようにしたいと考えています。この新しいセルフサービスのツールを活用することで、米国のチームはアーティストページをアップデートするのと同じくらい簡単にMarqueeキャンペーンを作成できるようになります。

Marqueeとは

Marqueeは、ニューリリースをきっかけにリスナーからファンになってもらえるよう働きかけるためのキャンペーンツールです。Marqueeを使えば、モバイルのホーム画面に全画面表示されるレコメンド広告で、ニューリリースを適切なリスナーに宣伝できます。Marqueeなら、FreeプランとPremiumプランを利用する米国のリスナーのうち、あなたの音楽に興味を示したことがあり、これからファンになってくれる可能性が高いリスナーにアプローチできるのです。Marqueeをクリックしたリスナーは、あなたの音楽だけが表示されたニューリリースの画面に直接誘導されます。リスナーはMarqueeで自分と関連性の高いおすすめが表示されたと回答しており、Marqueeを見たリスナーのうち15%以上が2週間以内に対象のリリースから楽曲を再生しています。しかも、再生しただけではありません。Marqueeを見たリスナーは、見ていないリスナーと比べて2倍以上 (2.2倍) も高い確率でトラックを保存するか、パーソナルプレイリストに追加し、今後もその楽曲を聴く意思を示したのです。

ベータ版について

Marqueeキャンペーンのスケジュール

Marqueeキャンペーンのスケジュール

今後数ヶ月中にSpotify for Artistsは、米国を拠点とするチームを対象とした新しい [キャンペーン] タブの提供を開始します。チームは、[キャンペーン] タブにアクセスし、対象となるニューリリースを宣伝するためにMarqueeキャンペーンをスケジュールできます。アーティストたちはMarqueeを利用して、最大限の宣伝効果を得ることができます。

成功事例

ベータ版の提供が開始されて以来、Marqueeはアーティストのジャンル、オーディエンスのサイズなど、その規模にかかわらず、リリース戦略において重要なツールとなってきました。

ジャスティン・ビーバー

Def Jamに所属するジャスティン・ビーバーとそのチームはMarqueeツールを頻繁に活用してきました。昨年、ビーバーは待望の復帰作となる5年ぶりのアルバム「 Changes 」をリリース。ビーバーのチームはMarqueeを利用し、ファンのエンゲージメントを再度高め、リリースの機会を最大限に活用しました。その結果、各リスナーの平均再生数は15回にも上りました。ビーバーのチームは2021年1月にリリースしたシングル「Anyone」でもこのツールを活用しました。Marqueeを見た24%のリスナーがそのシングルをライブラリに保存するか、パーソナルプレイリストに追加しました。Marqueeを使うことで、追って3月19日にリリースされたジャスティン・ビーバーの6作目のスタジオアルバム「 Justice 」のリリースに向けてファンの期待を効果的に高めることができたのです。

Jackboy

EMPIREに所属するフロリダのラッパーJackboyのチームは、2020年秋にリリースされたTygaとのコラボレーションシングル「Aggy」のプロモーションにMarqueeを利用しました。米国にいる約100,000人のJackboyとTygaのリスナーに「Aggy」のMarquee広告が表示されました。そして、コンバージョンに至った各リスナーはその楽曲を平均3回再生しました。また、シングルを再生したリスナーのうち29%がその楽曲をライブラリに保存するか、パーソナルプレイリストに追加したのです。

beabadoobee

オルタナティブ・ポップのシンガーソングライターであるbeabadoobeeは、デビューアルバムとなる「Fake It Flowers」を2020年秋にリリースしました。Dirty Hitに所属するbeabadoobeeのチームは、「 Fake It Flowers 」の宣伝にMarqueeを使用し、beabadoobeeの音楽に最近出会ったものの、アーティストとしての彼女をあまり知らない可能性があるリスナーをターゲットに設定しました。その結果、Marqueeを見て対象のアルバムを再生したリスナーの40%が楽曲の1つをライブラリに保存するか、パーソナルプレイリストに追加。そして、セーブ数とプレリスト追加数は合計100,000を超えました。

使ってみる

キャンペーンでMarqueeを使ってターゲットに設定できるのは、ブラジル、フランス、ドイツ、メキシコ、英国、米国などの30以上のマーケットにいるオーディエンスです。ターゲットの設定は、対象となるニューリリースがある場合にSpotify for Artistsのダッシュボードから行えます。Marqueeでターゲットに設定できる国について詳しくは、こちらをご覧ください。チームの拠点が米国、カナダ、オーストラリア、または英国にあるものの、[キャンペーン] タブが表示されない場合は、米国、カナダ、オーストラリア、または英国を請求先の国に設定してください。チームがベータ版に追加されます。

Spotify for Artistsは、あなたがファンベースを拡大し、目標を達成していけるようサポートします。

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