レゲトンを躍進させたOvy On The Drumsの歩み

Bianca Gracie / September 27, 2022

コロンビア出身のソングライター&プロデューサーに、これまでのキャリアや、夢のコラボレーション、スタジオでの必須アイテムなどについて話を聴きました。

レゲトンは過去10年の間に、世界で最も注目されるジャンルの一つとなりました。この躍進の立役者となったのは、Ovy On The Drumsなどのクリエイターです。コロンビア出身のソングライター/プロデューサー/アーティストであるDaniel Oviedoは、コロンビア出身の仲間KAROL Gニッキー・ミナージュシャキーラGloria TreviSebastián Yatraエド・シーランなど多数のアーティストと連携して幅広く活動し、作曲やプロデュースの輝かしい経歴を築いてきました。

Ovy on the Drumsはちょうど、今月の Noteable Songwriterとして紹介されています。これを記念し、マルチプラチナセールスを記録したイノベーターであるOvy on the Drumsに、これまでのキャリアや、夢のコラボレーション、レコーディングスタジオの必須アイテムなどについて話を聴きました。

ソングライターとプロデューサーとしての活動をどのように開始しましたか?

Ovy on the Drums :「活動を始めたのは学校を卒業してしばらくしてからです。人生で何をしたいのか、何を勉強すればよいかわからないでいた時期で、気づくと音楽が人生のすべてになっていました」

活動初期に作った楽曲にはどのようなものがありますか?

「いつも挙げるのは、2018年にコロンビアのラテン・ポップグループPiso 21とベネズエラのラッパーMicro TDHのために書いた『Te Vi』という楽曲です。これは、人生を救ってくれた楽曲で、ヒットした最初の作品です。この作品にはプロデューサー兼作曲家として制作に参加しました」

当時と比べて、音楽のスタイルやアプローチはどのように変化しましたか?

「音楽活動を始めてから、自分のサウンドを改善し大きく進化させてきました。プロデューサーや作曲家として、自分なりのスタイルを確立していると思います。以前はもっとサチュレーションをかけたサウンドを制作していましたが、今は少しシンプルだけど印象的なサウンドのリズムを作るようにしています」

キャリアの初期に聞いておきたかったアドバイスや、知っておきたかったことはありますか?

「正直に言えば、たくさんあります。たとえば、音楽がビジネスとして成り立つ仕組みや、プロデューサーや作曲家としての責任についてです。でも、キャリアの初期にそうした情報を知らなかったからこそ今の自分があるのかもしれません。アーティストになる道のりは人それぞれですが、自分は恵まれていると思います」

これまで作曲したなかで、最も自信のある楽曲を3曲挙げてください。それらの楽曲を制作するうえで、刺激となったことやアイデアはありましたか?

「最も自信をもっている楽曲はPiso 21とMicro TDHの『Te Vi』、Becky GとKAROL Gの『MAMIII』、Piso 21とPaulo Londraの『Te Amo』です。これらの楽曲を制作するときに参考にしたことは特にありません。ただ、常に新鮮でシンプルな何かを取り入れる、という自分のコンセプトに沿ってアーティストと夢中で取り組みました」

スタジオセッションで絶対に欠かせないものは何ですか?

「テレビ、大量の水、おやつのナッツ、ミニコントローラーなしには生きられません」

今後、誰とコラボレーションしたいですか?

ドクター・ドレーエミネムファレルとコラボレーションしてみたいです」

トライしてみたいジャンルは何ですか?

「エレクトロニック音楽やアフロビートに挑戦してみたいです」

作曲に関することで、次に取り組んでみたいトピックはありますか?

「まだ取り組んだことのないトピックは、ソーシャル音楽、リスナーのメンタルやスピリチュアルな面での成長をサポートする音楽です」

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